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上海、失業保険料など民生保障基準を引き上げる
2009年 4月 3日9:20 / 提供:

新華社上海発

 上海市人的資源・社会保障局は1日、民生保障標準の引き上げを発表し、引き上げられた標準はその日より実行されるという。  

 改正後の上海市失業保険金標準は最高として1ヶ月600元で、旧基準より50元高くなり、最低として1ヶ月435元で、旧基準より25元高くなった。失業保険金の最低基準は上海都市部最低生活保障者標準をやや上回った。上海で失業保険金は、失業者の納金年限合計と年齢を基準に算出、支給される。うち、納金年限が合計1〜10年、10〜25年、25年以上という三段階を線引きし、35歳未満、35〜45歳、45歳以上という三段階により保険金標準が計算される。  

 失業者の主体的な再就職を励ますため、失業保険金は24ヶ月連続で支給されることになった。つまり、失業者が二年連続して失業保険金を支給されても再就職できない場合は、関連政策優遇を受けられないことだ。  失業保険金のほか、上海は、労働災害補償標準二件も引き上げて、死傷災害と死亡者の養っていた家族の基本生計を保障する。  

 2008年12月31日までに労災が起こり、一級〜四級の身体障害になり、規定により身障者手当てと生活看護手当てを受けられる労働者へは、毎月の身障者手当てが下記のように調整される。一級の身体障害の場合は、360元、二級なら340元、三級なら310元、四級なら300元増加される。改正後の毎月の身体障害手当ては最低限が一級の場合2960元、二級なら2800元、三級なら2630元、四級なら2470元にされた。そして、毎月の生活看護手当ては、自分でまったく身の回りのことができない場合1650元、ほとんどできない場合1320元、部分的にできない場合990元に調整された。  

 2008年12月31日前の労働災害で死亡した労働者の養っていた家族中の、規定により家族救済金を受けている人々へは、1人1ヶ月救済金が100元増やされる。