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南極科学観測、ヘリの吊り綱が切れ、貨物墜落
2008年 12月 15日8:27 / 提供:

 新華社南極中山站発 

  13日21時、中国第25回南極科学観測隊はヘリから貨物を卸した時、吊り綱が切れて貨物が空中から墜落した事故があったが、死傷者は出ていなかった。

  調べでは、韓国から借りたヘリは当時、「昆侖站」用のステンレス1枚を吊って「雪龍」号科学観測船から内陸出発基地へ飛び立ち、「雪龍」号船から2.5キロの地点で吊り綱が切れてステンレス板が300メートルの空から落ちた。幸いなことに、1メートルの氷上積雪が下敷きとなり、ステンレス板が壊れていなかった。  

  ヘリは「昆侖站」建設用物資を「雪龍」号船から内陸部の出発基地へと運ぶ主な輸送機関である。事故発生後、観測隊は直ちに墜落貨物を検査し、その夜、ヘリの故障部品を修理し、ヘリが利用できない場合の緊急計画をスタートしている。  

 14日午前7時、ヘリの故障部品の修理は終了し、墜落したステンレス板は取り返し、観測隊の吊り輸送作業は正常に戻っている。