上海航空旅客機の液圧ポンプ故障 海口美闌空港に緊急着陸(写真集)
2008年 11月 20日16:27 / 提供:
液圧油が高温になり煙が出て、旅客がパニック
飛行機は海口美闌空港に緊急着陸
乗務員はバケツで飛行機の右翼下側から漏れた石油を受ける
滞留時間は予測6時間以上
乗客は早朝5時過ぎ、再びプノンペンへの航空機に搭乗
東方ネット20日付のニュースによると、上海航空のボーイング737旅客機が、カンボジアの首都プノンペンへ向かう途中、機械故障が発生し、19日午後11時20分ごろ、海口美闌に緊急着陸した。機内の100人の乗客は一時混乱したが、空港のロビーで休憩中で、上航の他の航空機を待ち続けていたという。
着陸後、100人の乗客は素早く機内から降りた。同機は就航10年以内で、初歩的な判断によると、液圧ポンプの故障で、高空で大量の液圧油が漏れ、航空機が降下しなければならなかったという。整備員によると、機内は2セットの液圧ポンプシステムが配置され、燃焼することはないが、一部の機械は正常に動かせないという。乗客がパニックを起こした濃煙は、漏れた石油が高温により空中でできた煙と水蒸気で、乗客は航空機の翼から煙が出たと勘違いしたという。
現在、同機は美闌空港のエプロンで修理中。100人の乗客は空港のロビーで休憩しており、同社は1人ずつジュースとインスタントラーメンを提供した。同社はすでに上海から1機を緊急手配し、早朝5時頃には空港に到着し、これら乗客を目的地プノンペンへ輸送するという。
高空でFM833の右エンジンから煙が出し、乗客は落ち着かない
故障が発生した飛行機 100人以上の乗客はロビーで待ち続け
美闌空港は滞留乗客にインスタントラーメンと飲み物を配る
(編集:兪静斐 写真:宣克Q)