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外国人医師の上海での就業が増加 衛生監督部門が専門監督を行う
2008年 11月 11日16:39 / 提供:

  ここ数年、上海で就業する外国人医師の数はだんだん増えて、外国人医師と医療機関の規範的営業意識が明らかに強くなった。上海市衛生行政部門の統計によると、2005年・2006年・2007年に、延べ232・268・383人の外国人医師が上海市の医師資格を取得し、しかも今年の1〜8月に、上海市の医師資格を取得した外国人医師は、すでに延べ313人に達した。上海衛生監督部門はこのほど、外国人医師の営業行為に対して、専門の監督・検査を行ったという。                 

  今回の監督・検査は、上海市の11区県98カ所の医療機関の業務をしている外国人医師をカバーし、監督・検査の重点は外国人医師の就業の合法性と規範性、そして医療機関が外国人医師を就業させることに対する管理情況などである。               

  監督・検査の結果から見ると、外国人医師1人が医師資格の期限切れで処分され、違法にカルテと処方箋を使っていた医療機関の数も同期比大幅ダウンとなった。しかし、外国人医師の管理と就業には、依然として多くのウイークポイントが存在する。一つは中国語以外を使って医療文書を書く現象が依然として普遍的であり、中国語を使ってカルテと処方箋を書く人は26.6%だけだった。二つ目は、医療文書の中の患者の基本的な情況の記載が不完全であり、診断、署名が不完全であるなどの規範に合わない現象は依然として存在し、抜き取り調査された総数の45.8%を占めた。三つ目は、少数の医療機関が外国人医師の執刀した手術の全過程について具体的に記載をせず、管理に困難さをもたらしたという。                

  今後、上海市の関連部門は、さらに外国人医師に対する管理を強め、外国人医師の資格基準を改善し、中国語能力を強め、法律・法規の遵守程度を査定し、絶えず外国人医師の就業の規範化を進めるという。

(編集:毛玉潔)