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四川瀘州の小学生22人が、オオアブラギリ果実で食中毒
2008年 10月 25日14:39 / 提供:

 東方ネット25日付ニュースによると、校内のオオアブラギリの果実が成熟し、地面に落ちた。23日午後、瀘州市納渓区龍車中心学校で、低学年の子供がオオアブラギリの果実を食べ中毒した。教師と責任者は事件発生後、中毒を起こした児童を病院へ運び、その後、児童たち全員を納渓区中心病院に転院させた。24時間の監察と診療を受け、24日午後3時までに、同校の1年生22人は全員、退院したという。

 23日午後3時ごろ、同校の責任者は教師から通報を受けた。1年生の児童数人が嘔吐したため、学校は児童を緊急に現地の病院へ連れていった。同時に、学校食堂の食品について全部検査を行ったが、変質などは発見されなかった。他の一部の1年生も続いて嘔吐し始め、人数は20人以上になった。年齢は6歳〜7歳の子供たちだ。児童たちを直ちに病院で診察を受けさせ、緊急事態の対策通りに龍車鎮・納渓区政府と教育局に報告した。

 事故発生後、同校は校内のオオアブラギリを処理した。中毒の再発を防止するため、納渓区教育局は直ちに全区の学校に通知を出し、学園内の樹木に全面的な処理をし、間違って食べた場合、中毒の可能性ある樹木はすべて移植させた。

 納渓区人民病院児科の医師によると、オオアブラギリの果実には毒性サポニンがあり、局部的な刺激作用がある。皮膚接触で接触性皮炎を起こしたり、食べると消化器系統に刺激症状があって、食後30分から4時間の間に、頭痛・眩暈・嘔吐・腹痛・下痢など症状が出て、ひどい場合は、大汗・血便・全身無力症状が出るという。                          

(編集:兪静斐)