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中国初の高架BRT、アモイで開通
2008年 9月 2日8:25 / 提供:

  新華社アモイ発 

 31日午前、アモイ市BRT(バス高速輸送システム)が正式開通され、同市の交通渋滞問題が大いに緩和される。アモイ市BRTは、にぎやかな通りに高架橋をかけ、一般車の混入を認めず、信号を設けないことで、バスの無渋滞と定刻輸送を確保する。中国初となる高架橋パターンのBRTは、地上バス専用線と地下鉄、LRT(ライトレールトランジット)と異なり、中等都市の特性に合うバス「路線」を切り開いた。

 アモイ市BRT一期で5線路、総延長115キロが敷設される。アモイ島内のにぎやかな通りに高架橋をかけ、島外の新規開発地帯に専用線を企画、設置しており、高速輸送バスしか通過しないことで、都市交通機関が一般車や通行人と互いに妨げるデメリットをとうとう解決した。

 アモイ市BRTは一期工費が30億元で、工期がわずか11ヶ月だ。投資規模でLRTの約5分の1だ。アモイ市発展改革委員会の康濤主任代理の話だ。総人口でLRT建設条件をもたないアモイのような中等都市では、投資が少なく、工期が短いBRT建設は、交通渋滞問題を解決する最高な選択だ。一方で、アモイ市BRTの高架橋、地上専用線には改造の余地を残しておき、荷重容量、方向変え、勾配などの係数でもLRTにアップできる基準だ。今後、いったん機が熟すれば、便利にLRTへの改造ができる。  

 アモイ市BRTは、一般バスの輸送方式とレール交通の運営方式を合わせて、三階建ての停留所の二階目は歩道橋、三階目はプラットホームで、各階はエレベータで結ばれる。同市はこのごろ、100台余りを輸送に使い、3〜5分ごとに1台を発車させる考え。テストの結果、アモイ市第一埠頭駅から空港駅まで、30分かかる。一般バスの場合、渋滞がなくても、50分程度かかった。  

 BRTの開通によって、アモイ島内外の連絡が便利になり、島外への拡張を促進し、島外の経済発展を促すとみられる。