写真説明:17日の午後、淞南三村の住民が建物の中庭に墜落
17日の午後、宝山の警察は110番で、淞南三村の建物から人が墜落したという通報を受けた。警察官が現場に到着した時、46歳の男は既に死亡していた。その後、警察はこの建物の5階のある部屋で、男の5才になる息子がベッドで死亡していたのを見つけた。死因は非自然的窒息であり、現場の門も窓も完全に閉まっており、外部から侵入した形跡はないという。
父親 5階から墜落死亡
17日午後2時30分頃、聞き慣れない音に、33号ビル103室の銭国強さんはびっくりした。中庭を見ると、セーターを着た中年男性が頭を垂れ、地面で動きもなく、体から血が出ていた。
53歳の銭さんはすぐ客間に戻り、110番で警察に通報した。まもなく、警察官数人が現場に急行し、男の死亡を確認した。
死体を見て、銭さんは「この人はこの33号ビル5階の人だ」とびっくりした。事情を知る人は、男は家にいたはずで、5階から落ちたのだと語った。
息子 家に窒息
警察官はすぐ階段で5階へ行き、男の家のドアをノックしたが、何の返事もなかった。
「その後、男の兄嫁が呼ばれ、震える手で鍵を出し、ドアを開けた」と、事情の知る劉さんが語していた。
警察官が部屋に入ると、ベッドで5才の息子を発見し、人為的に死亡したと分かった。警察官の観察によると、現場のドアと窓は完全で、外から侵入した形跡はないという。
「部屋には、死んだ子供以外、祖母もいた」という。当時、テレビの音がうるさく、74歳の祖母の石さんは、客間でテレビを見ていたという。警察官の尋問に対し、この年老いた祖母は茫然とし、孫と息子の死は全く知らないという顔をしていた。現在、事件はまだ捜査中である。
捜査
「親子は仲良し 父親は生活不如意」
死者の昔の同僚の銭さんによると、死んだ男は46歳で、元は工場の職員で、今はアルバイトで生活を支えていたと言った。
銭さんや近所の人たちは、死んだ男と妻は仲が良く、原因はまったく不思議だと語った。だが死んだ男の生活は困難だったと加えた。
2007年の半ば、死んだ男の左手は仕事で怪我をし、家で3カ月休んだ。2008年の春節前に、また交通事故に遭い、右足が不自由になったという。「あれから仕事に出たこともなかった」
「数年前に、30代だった男はやっと結婚した。子供もできて、家族3代が33号に住んでいた」という。
死んだ男の姉の夫によると、男の妻はピザハットに勤めていて、月給は約2000元だという。しかし、男の墜落原因に対し、やはり「分からない」と答えた。
また、酒を飲む習慣のある男は、事件の4時間前に、近くの店で「添加飯」黄酒を2本買ったという。
(実習編集:王 燕華)