上海市消防部門が8月14日午後の環球金融中心（上海ヒルズ）に起こった火災での消火で、中国国内消防階層の最高記録を樹立した。

8月14日火災中の上海ヒルズ　　　　　　　　　　　　　　

　市消防局によると、今まだ建設中の環球金融中心の高さはすでに475メートルに達している。今回の火災で出火したのは、2階と3階の間、18階、26階、50階、52階と83階の計6箇所。消火には消防部門が計10消防中隊と25本の消防車を派遣した。現場には計3000名の労働者が避難。また、ガラス製の壁が高層ビルから落ち、通行人を怪我をさせないように、消防の際に、一枚も壊さなかった。

　火災前日の上海ヒルズ（写真整理：ＳＤＪ）

　同局は上海環球中心のため、1年前からすでに防災対策を予め作り出しており、今年の4月19日には、同ビルの84階の現場でも防災訓練を行なっているという。これらの努力は今回の消火の成功の礎となっている。

　 また、同局によると、上海は今6000本以上の高層ビルがあり、100メートル以上の超高層ビルは300本を越えている。これらの建物については詳しい防災対策が作り出されているため、全般的には高層ビルの消防安全が保障できるといえる。　 　

（中国上海　　編集： QJ ）