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内蒙古で旧日本軍のマスタードガス爆弾を発見
2007年 6月 16日9:26 / 提供:

 中国の内蒙古のバインノール市で、このほど、旧日本軍の遺棄した化学兵器が発見された。中国人民解放軍の専門家が15日実地調査を行った結果、「この長さ81センチの爆弾は旧日本軍による空爆用のマスタードガス弾だ」と断定され。  

 今月7日に、バインノール市の工事中の住民団地で、深さ7メートルの地下から錆びた爆弾が掘り出された。当時、この爆弾は掘削機に割られ、中から液体が漏れてきた。現場にいる作業員はめまいと吐き気がしたため、直ちに現場を封鎖することにした。現在、これらの作業員は、命を失う恐れはないそうだ。  

 抗日戦争の時、旧日本軍はこの辺りで中国軍との作戦で、毒ガス弾を使ったことがあり、中国軍に多くの死傷者が出たそうだ。内蒙古のホロンバイル市でも旧日本軍が遺棄した毒ガス弾が発見されたことがある。  

 今回の毒ガス弾の処理作業は中日双方の相談によって解決されるという。

(中国国際放送局・日本語放送)