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長寿の郷――江蘇・如皐 百歳以上の老人は242人
2006年 11月 2日15:02 / 提供:

 如皐市は、揚子江の河口北側の平原にある。総人口145万人の県クラスの市だが、242人の百歳以上の老人がいる。百歳以上の老人の総人口における割合は1万人に1.67人に達し、国連が確定した1万人に0.75人の長寿の郷の基準の2倍近くである。

 現在、中国における百歳以上の老人の総数は約17800人となる。有名な長寿の郷として如皐市は、全国の総人口では0.1%しかないが、全国で1.3%以上の百歳以上の老人がいる。また、如皐市には、90歳以上の老人が4000人以上、80歳以上の老人が40000万人以上いるという。

 世界における他の長寿の郷と違うのは、如皐市は高く寒い地区あるいは辺鄙な山岳地帯に位置せず、経済が発達した揚子江デルタの平原にあることである。この独特な現象は、国内外の老齢問題専門家の大きな関心を引き起こした。如皐の人の長寿の原因を研究することは、より普遍的な意義を持っていると見ている。

 複数の専門家は、研究によって、如皐の人の長寿は、遺伝子、生活環境などの条件以外、飲食と人文環境と関わるという。悠久の歴史を持つ老人尊敬という良い伝統、健康的かつ穏やかで良好な心理状態、人を喜ばせる美しい住居環境、濃厚な人文の蓄積と豊かな美食文化なども、長寿の原因となっているという。

(編集:高冠毅)