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「神舟」宇宙船の総設計士 宇宙での生活は有人宇宙飛行の最終目標
2006年 9月 18日16:59 / 提供:

 中国の有人宇宙飛行プロジェクト「神舟」宇宙船の総設計士、中国宇宙技術研究院研究員の張柏南氏は17日、2006中国科学協会年次総会「宇宙を開発し、人類に利益をもたらす」分会場で明らかにしたところによると、宇宙に人類の家を作り上げ、人類の文明を宇宙に広めることは、有人宇宙飛行の最終目標だけでなく、人類の共通した願いと目標であるという。

 張氏は、有人宇宙飛行を発展する目的は宇宙空間を理解し、宇宙資源を利用することである。宇宙を理解するのは、人類の好奇心を満たすだけでなく、宇宙研究を通じて、宇宙にあるその他の天体と資源を利用するためである。宇宙軌道、微重力、エネルギー、鉱物など資源の利用と地球以外の天体に、人類の家を建設することなどが含まれると見ている。

 有人宇宙飛行技術領域は主に五つの面に及んでいる。@有人宇宙船の発射・着陸技術――宇宙入りA有人宇宙船の宇宙飛行――宇宙での生存B有人宇宙船の宇宙でのサービス技術――宇宙でのサービスC有人宇宙飛行の探索技術――宇宙探索D人類の地球以外のその他の天体での生存技術――宇宙での生活――である。そのうち、宇宙探索は、有人宇宙飛行の長期的な目標であり、宇宙での生活、つまり、地球以外のその他の天体に人類の家を建設することは、有人宇宙飛行の最終目標である。

(編集:高冠毅)