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軽食町は「P」を探す 「客に代わって車を停める」が客を引き付ける有効な看板
2005年 3月 15日14:13 / 提供:

 「P」を探して車を停めることが車族にますます重視されるようになった。以前は便利さを狙って、隙間を探していた車族が、現在は、時間がかかる正規の停車場を探しても、罰金を受けるリスクを冒したくない。この心理をよく見て、上海の商売のこつを熟知する店はそっと新しい客を呼び込む戦いを展開している。「客に代わって車に停める」はいくつかの小さい飲食店が客を引き付ける有効な看板となっている。  

 建物が旧いので、上海のいくつか伝統的軽食町では付属の駐車場がない飲食店が大部分である。以前は、食事のラッシュアワーに入ると、自分の店の前で、できるだけ大きいスペースを確保して、多くの客を招き寄せるために、隣り合っている店同士での客の車の駐車場争いが絶えない。そして、食事をする客もホテル前の道路を天然駐車場とすることに慣れた。

 しかし、近頃、当市の中心区域で新しい道路内の駐車場の試験的な活動を展開するに従って、記者は先日、黄河路を訪問した時、軽食町での道の駐車風景は著しく変わったのに気が付いた。多くの食事をしている客の車は、店の案内のもとで、最寄りの公共停車場で駐車していた。筆者はいくつか店は食事をする客の駐車料を清算できることを承諾する同時に、店の商売もますます繁盛していることを見た。

 12日7時を過ぎたばかりの時間、1台の黒色のサンタナ車が黄河路をゆっくりと疾駆していると、一軒の上海料理を営業する料理店の店員が急いで客を招いた。その店員が停車して食事をしますか?私はお客様に代わって、駐車できます。そして、駐車料は無料です、と言った。相手がまだ躊躇しているのを見て、店員は急いで近くの1つの公共駐車場の停車証明を出して、お客様は、今むやみに駐車することはできません、「P」というしるしがある場所で駐車しなければならなりません。そうしなければ、罰金を取られます、と話した。この話はやはり効果的で、車の持ち主は、連れの仲間と少し相談した後、店員に車を駐車するので道を案内するよう言った。

 お客様が食事をする時、それ以外に駐車料を払うことになれば、料理店にとって、打撃を受けることは間違いない。しかし、「客に代わって車に駐車する」という看板を出すと、危機はただちにビジネスチャンスに転換する。料理店の担当者は記者に、小銭を使って大金を儲ける店に比べて、旧態依然として、道路で客の車を守る店は商売が明らかに流行らない、と伝えた。この担当者は今後軽食町で客の駐車料を清算することを願う店が絶対にますます多くなると自信満々で述べた。

 (編集:沈偉麗)