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「もっと男っぽい声になりたい」、中国で「声の整形手術」が話題に
2014年 11月 25日17:18 / 提供:新華網日本語

 2014年11月19日、英紙デイリー·メールは中国で「声の整形手術」が人気になっていると報じた。

 声の整形手術とは声帯の形を変えることで声を変えるというもの。性転換手術を受けた人が声も変えたいと希望して手術を受けるケースが多い。手術のリスクとしては声が出なくなったり、肺炎にかかる可能性があることが知られている。

 ところが中国ではちょっと違う需要があるという。「女っぽい声がコンプレックスだった」という男性が、野太い男らしい声になりたいと「声の整形手術」を受ける例が少なくない。また、もっと女らしい声になりたいと手術を受けた女性もいる。韓国の「声の整形手術」専門病院には13年だけで100人もの中国人が訪れた。

 上海社会科学院の陳亜亜(チェン·ヤーヤー)氏は、社会的に期待される「男らしさ」「女らしさ」という価値観が圧力になっていると指摘。そうした社会的圧力に流されることなく、健康な場合には『声の整形手術』を受ける必要はないのではないか。社会は、もっと寛容な価値観に変わるべきではと話している。


             

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