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中国、大学生の就職難が継続
2014年 10月 27日13:04 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 「就職がもっとも困難な年」といわれた2013年、「就職が(2013年より)さらに困難な年」といわれた2014年に続いて、2015年の大学生の就職状況がどうなるか、非常に注目されています。教育省の統計によれば、2015年卒業の大学生の数は史上最多の750万人に達しますが、経済情勢や求人需要の低迷が続き、大学生の就職は依然として難しいと予測されています。

 教育省はこのほど、ここ2年間の就職率の低い専攻のリストを発表しました。その目的は、専攻を設ける際、大学に国と地方の経済と社会の需要を十分に考慮させることにあります。リストアップされた専攻は、観光管理、社会体育指導と管理、市場マーケティング、動画、知的財産権、ラジオ·テレビプロデューサー、演技、芸術設計学、アナウンス·司会技術、音楽演奏、電子商取り引き、貿易経済などです。

 就職状況が厳しい背景の中、各業界の発展状況はさまざまで、ハイテクや新技術、インターネットなどの産業には依然として強い求人の需要があります。また、211工程重点大学(中国教育省が21世紀に向けて100校の大学を選び、そこに重点的に投資をしていこうというプロジェクト)と985工程重点大学(21世紀教育振興行動計画に基づいて1998年5月に定められたもので、211工程重点大学の中からさらに一部大学を選び、世界の一流大学にするために重点的に投資していこうというプロジェクト)などの卒業生の就職状況は比較的よいものの、それ以外の大学の卒業生の就職は依然として難しいと予測されています。

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