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旧日本軍細菌戦部隊の元隊員の証言檔案を公表
2014年 8月 14日13:13 / 提供:新華網日本語

 近日、中国侵略日本軍第731部隊罪証陳列館、ハルビン市社会科学院731問題国際研究センターが旧日本軍細菌戦部隊の元隊員の証言檔案(古文書)を共同で公表した。

 専門家は、旧日本軍細菌戦部隊の元隊員は加害者として、自分自身の体験した人体実験や細菌兵器の生産などの犯罪事実を語り、中国侵略日本軍による反人類的な暴行の証明に対し、説得力や人を信服させる力を一層備えたとみなしている。

 これらの資料は現職の中国侵略日本軍731部隊罪証陳列館の金成民館長の国境を越えた検証により得られたものだという。1998年から今まで、金成民館長は25回日本へ行き、訪問や講義の機会を利用して、731部隊の元隊員を訪れ、大量の映像、文字、グラフなどの資料を獲得してきた。取材した細菌戦部隊の元隊員は中国侵略日本軍第731部隊、南京1644部隊、北京1855部隊、シンガポールの岡9420部隊から来ており、この四部隊はいずれも細菌部隊で、これ以外に、人体解剖に参与した中国侵略日本軍の陸軍病院の軍医にも取材した。

 湯浅謙は中国侵略日本軍·山西省の潞安(ルーアン)陸軍病院の軍医で、直接参与した生体解剖実験は7回に及ぶ。湯浅謙は証言の中で「手術開始後、まず虫垂から始めました。メスで切ると、中はふわふわして見つからなかったので、もう一度切りました。私は手を入れて探し出したのを覚えている。被験者がただはぁはぁと独り言を言ってる時に続けて気管を切開し、手を喉元に置き、切るとすぐに血がザーっと湧き出てきました。あのようなことは初めてやったので、はっきりと覚えています。」と語っている。公表されれた証言のうち、類似したむごい非人道的な生体解剖実験暴行の内容はまだたくさんあるという。

 ハルビン市社会科学院731問題国際研究センターの責任者楊彦君氏は、旧日本軍細菌戦部隊の元隊員による証言は真実の歴史を再現し、日本軍が反人類的で極悪非道な犯罪行為を犯した有力な証拠を暴き出している。最も主要なのはこれらの元隊員の多くがすでに亡くなっており、証言は十分に貴重だと思われることだ。これらの証言を前にして、日本の右翼勢力による侵略の歴史を否定し、美化する言論は自らぼろを出すだろと表明している

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