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旧日本軍、上海に慰安所160ヶ所設置
2014年 8月 12日14:53 / 提供:中国国際放送局日本語放送

 上海市政治協商会議は11日、八·一三淞滬抗戦(第2次上海事変)77周年を記念する座談会を開きました。席上、上海師範大学人文と伝播学院の院長で、中国慰安婦問題研究センターの蘇智良主任は「21年にわたる調査の結果、旧日本軍は上海市に慰安所を160ヶ所以上設置した。上海は旧日本軍の慰安婦制度がもっとも完全に実施された都市の1つだといえる」と発表しました。

 調査で、世界でもっとも早く設置された慰安所は上海にあることが分かりました。日本海軍陸戦隊司令部は1932年1月、虹口にある「大一サロン」、「小松亭」など日本人が経営していた風俗店4店を海軍の特別慰安所に指定しました。その後、「一 二八事変(第1次上海事変)」が起きましたが、日本の上海派遣軍の岡村寧次副参謀長は日本海軍のやり方を参考にし、日本の関西から女性を調達し、初の陸軍「慰安婦団」を編成したほか、呉淞、宝山等の前線地には慰安所を設置しました。この「慰安婦団」が組織されたことは、日本陸軍が慰安婦制度の構築に初めて参与したことを意味しています。「慰安婦団」は、戦争中、日本の慰安婦制度のモデルとなっていました。日本侵略軍は中国の東北地区を占領した後、東北の各地にも慰安所を設置していました。

 旧日本軍の性奴隷制度は、中国の数10万人もの女性に無限の苦痛を与えました。しかし、今日に至っても日本は性奴隷制度により厳しい反人権の罪を犯したことを深く反省できていません。

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