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天津港爆発事故、死者129人に
2015年 8月 25日9:58 / 提供:中国国際放送局

 中国の国営通信社である新華通信社によりますと、24日午後3時までに、天津港で起きた爆発事故の死者が129人に上り、その身元が全て判明されました。このほか、行方不明者が44人となっています。現在、現場での整理や清掃作業が着々と進められており、多くの地点で大きな進展が見られたということです。

 死者129人の内、公安消防関係者が21人、天津港消防士が55人、警察が7人、その他が46人となっています。行方不明者44人の内、公安消防関係者が3人、天津港消防士が25人、警察が4人、その他が12人となっています。このほか、入院して治療を受けている610人のうち、重態が11人で、重症者が28人で、退院した人は合計187人となっています。

 また、23日の統計データによりますと、事故現場の1号整理エリアは整理作業が全て終了し、2号整理エリアでは破損自動車の整理が始まり、コアエリア躍進路東側のコンテナの整理も始められ、3号コンテナエリアでは整理作業が全面的に展開され始めたということです。

 大気の質において、通常汚染物質に対する観測の結果、事故地域周辺にある5箇所の環境大気質自動モニタリングステーションのデータでは、大気の質はレベル2で、比較的良好な状況です。

 水質検査の結果、水と廃水を観測するモニタリング地点42箇所のうち、33箇所からシアン化物が検出され、このうち6箇所の汚水が基準値を超えていましたが、いずれも爆発中心地から3キロ以内の警戒区内にあるということです。地下水からシアン化物が検出されたものの、基準値を超えていません。また、海水へのモニタリング地点6箇所の中、4箇所からシアン化物が検出されましたが、基準値を超えていなかったということです。

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