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宮崎駿、安倍首相に日本が中国に侵略戦争を発動したことを認めるよう促す
2015年 7月 15日13:50 / 提供:新華網日本語

 アカデミーの終身成就賞の受賞者で、日本の著名なアニメ·漫画の大家である宮崎駿氏が13日、当地で行われた記者会見で、日本·安倍晋三首相がその戦後70周年の談話で日本がかつて中国に侵略戦争を発動したことを認め、これにより中国人民に多大な苦労と災難をもたらしたことに対し痛切に反省するよう促した。

 宮崎駿氏は、現在一部の日本人は過去の歴史を忘れたがっているが、日本が当時侵略戦争を発動した行為を忘れることは絶対許されず、さらにはそれを否定してはいけないとみなしている。宮崎駿氏は、どの国も自分の利益を求めるために侵略戦争を発動してはならないもので、これはすべての国がみな遵守すべき最も基本的な原則だと表示した。

 当日、宮崎駿氏は「辺野古基金」の共同代表の身分で記者会見に出席し、沖縄の人々が辺野古地区での米軍基地新設に反対している意思をより多くの人に伝えることができるよう希望した。「沖縄の人々のほとんどが米軍普天間基地の辺野古への移設に反対しています」、「沖縄の人々はさまざまな可能の方法でこの目標を実現させるでしょう。」と宮崎駿氏は述べた。

日本政府が国会で安保法案の強行採決を企てている問題について、宮崎駿氏は日本の与党である自民党が日本の民意を代表できておらず、また議員は「資質が低下」し、国会での多数の議席に頼って、平和憲法を破壊する安保法案を強行採決しようと企んでいると厳しく非難した。

 宮崎駿氏は、現在安倍政権による各種の安保政策はいずれも時代の流れに背いて進んでおり、その根源は日に薄れてゆく歴史認識にあると考えている。宮崎駿氏は、日本の中道左派の勢力は冷戦終結後勢力が衰え、右翼勢力に対するバランスをしだいに失いつつあり、しかも若い世代は戦争や平和憲法に対する認識に欠けていると指摘した。

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