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中国人が運転免許を取るために済州島に殺到、韓国専門家「韓国は恥さらしになる」
2015年 7月 9日14:12 / 提供:日本新華夏

 2011年6月に韓国政府が運転免許制度を緩和して以来、運転免許を取得するために韓国に渡航する中国人が激増し、特に中国人がノービザで渡れる済州(チェジュ)島は人気のスポットとなった。これに対し、韓国の専門家は「韓国の免許の信用が落ちる恐れがあるため、運転免許制度をさらに完備すべきだ」と呼びかけた。

 8日付のシンガポール紙「聯合早報」は亜洲大学の李哲基教授の話として「韓国の免許が世界で最も取りやすい免許になってしまう。国が恥をかく。試験を厳しくすることが唯一の解決策だ」と伝えた。

 韓国メディアによると、中国当局は2014年12月に、短期滞在の中国人観光客の免許取得を禁止するよう韓国側に要請したが、韓国側は「現行の法律では禁止できない」と応じた。

 上海市から免許を取りに済州島にやってきた王佩さん(32)は、「中国で取ろうと思ったら1カ月以上かかるほかに、費用も約7000元が必要である。でも、済州島なら半分の費用で済む。済州島へ観光のついでに運転免許を取ったと思えば割に合う」と語った。

 韓国警察庁の集計によると、2014年に運転免許を取得するために韓国を訪れた中国人観光客は前年比10倍増の4662人、2013年に運転免許を取るために済州島を訪れた中国人観光客はわずか17人だったが、2015年1月-5月は687人に達した。

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