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上海大学生 98%以上が人間関係に悩む
2004年 6月 25日15:32 / 提供:
 青少年の心理に対する心配は私たちの心を取り巻いている。現在、上海市の大学、中高生の心の「学歴」と「能力」はどのようであろうか?これは学校、家庭そして社会の関心を寄せる話題だ。

 最近、上海市疫病控制精神衛生分センターは大型の調査を実施して5分の1の学生は心理問題にあまり注意しておらず、98.86%もの学生が人間関係の悩みを表示した。

 今回の調査の対象は全市の38の大学・中高のなか、中高生、大学生、院生など異なる学歴の学生を抜き打ちして、アンケート4100枚を配布して、そのうち4007枚を回収した。

 調査結果によると心理衛生について知っている大学、中高生の平均正確率は58%で男性の平均正確率は56%、女性は60%であり、3分の1の学生は正解率が50%を下回っていた。心理健康教育部によると、上海市の大学、中高はここ数年、全日制の高校と中学に心理保健室と心理診察先生を置いても、この正確率は思ったより低いという。

 心理衛生知識の面について、半数の学生は学校から獲得しており、その次にテレビ、会話、父母や先輩からと続く。注意すべきは調査で20%近くの学生が心理衛生知識に対して関心を持たないことが明らかになったことだ。又、98.86%の学生が人間関係の悩みを持っていると答えたことだ。人間関係の悩みのなかで多いのが、学生の間(44.8%),次が教師(27.8%)、父親(15.3%}母親(11.1%)である。同年代のあいだ、生徒と教師においても楽観視できない。様々な人たちと交流する能力の欠如は、学生たちに心理的な悩みを抱かせる。この現状は社会と教育部門に注意を喚起する。

 自分が心の悩みを抱えたとき、学生たちはどのような解決方法を選んでいるのだろうか?アンケートのなか、43.3%の学生は友人と腹を割って話す、34.9%の学生は自己反省及び本探して解決法を学ぶ、21.7%の学生が心理カウンセラーや専門家に助けを求めるという。

(翻訳:松田篤児)