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人件費上昇の圧力に、浦東の自動部品メーカが生産体制を転換へ
2014年 6月 30日18:18 / 提供:

 国家統計局浦東調査隊はこのほど、浦東新区の一部の自動車部品メーカの購買担当者に対して調査をおこなった。調査によると、今年1-3月(第1四半期)の生産、販売は昨年同期よりやや良くなったが、利益がそれほど増えなかった。同時に、企業はコストの上昇、資金回転困難などの圧力を感じて、半数以上の企業は自動化生産などの応対措置を採用して積極的に経営転換をしている。

  調査を応じた12社の企業のうち、大型企業が5社、中型企業が6社、小型企業が1社、これらの企業の売上が浦東新区自動車企業の総売上の56%を占めた。調査の結果では、1-3月、企業の生産経営状況が良くなった企業が6社、横ばいのが5社、悪くなったのが1社。受注が増えた企業が9社、横ばいのが2社、うち、輸出の受注が上がった企業が9社、横ばいのが9社。アメリカ市場が回復の兆し、ヨーロッパ市場が引き続き低迷の状態。生産と販売の状況は昨年同期よりやや良くなり、輸出市場もややよくなった。自動車製造業の今後一年の発展見通しについて、楽観論を持っているのは6社がある。

 コスト上りと資金回転難は業界全体を直面している。

 最低賃金のアップ、企業の危険廃棄物処理コストの増加などの要因を影響され、企業のトータル的なコストは上昇の態勢。労働賃金の総コストに占める割合が次第に上がることで、企業の収益は影響を受けた。また、自動車メーカの下請け価格減の圧力は部品企業の利益空間を圧縮している。調査によると、利益上昇を見込みしている企業が2社、横ばいのが5社、利益減少と見込んでいる企業が5社。同時に、多くの企業は資金の回転不調を存在しており、商品販売によく受け取ったのが引受手形、原料購入に現金支払いを要求されるケースが多いのは原因となる。このため、企業の資金圧力が大きい。一部の企業は親会社の担当を通して銀行に貸付を受けて、資金問題を解決している。もう一部の企業はやむ得なく銀行に手形割引を要請して、資金利用のコストを増加した。

  上述の圧力に応対するため、部品企業はインテリジェント自動化生産によって伝統な生産を変化して、労働コストを減らすことを試行している。調査企業のうち、6社はすでにインテリジェント化生産を取入れた。自動化生産にシフト企画の企業が3社、企画してない企業が3社がある。競争力を引き上げについて、企業の対応は、一に低コスト地域へ生産製造の一部をシフトすること。二に新製品を積極的に開発して、技術アップによって製品の付加価値をアップする。

 

(浦東新聞報道 日本語編集:杜軍)