Home > ニュース > 上海  > 胡潤百富が上海で、「中国投資移民白書」を発表
胡潤百富が上海で、「中国投資移民白書」を発表
2014年 6月 10日11:00 / 提供:
中国投資移民展示会で

 胡潤百富の創設者、ルパート・フーゲワーフ氏が昨今、上海市内のホテルで「胡潤(フージワーフ)中国投資移民白書」を発表した。同「白書」によれば、中国の富裕層に最も人気の移住先は米国とカナダ。富裕層が移住先を決めるにあたって重視するのは「教育レベル」「環境汚染」「食の安全」であったという。

 白書では、中国の富裕層が子供の留学先に選ぶのは英国と米国に集中していると指摘。留学する年齢は、年収1000万元(約1億6400万円)以上の富豪家庭で平均18歳、年収1億元(約16億4000万円)以上の大富豪家庭で平均16歳となっており、留学の低年齢化が顕著となった。

IMG_5768.jpg

データを紹介する胡潤百富の創設者、ルパート・フーゲワーフ氏 

 調査対象となった富裕層が答えた海外移住コストの許容額は平均で約500万元(約8200万円)。移住先での投資は不動産購入が4割以上を占め、次いで債券や株券の購入となっている。

IMG_5777.jpg 

中国投資移民展示会で

 6月7日、国連の「2013世界移民報告」によると、昨年1年間で海外に移住した中国人は930万人で、インド、メキシコ、ロシアに次いで世界第4位であることが分かった。

(章坤良 写真も)

関連記事