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アイシングループ、上海周辺地域の市場活動を強化
2014年 4月 22日11:03 / 提供:
北京国際モーターショーに出展したアイシングループ

 上海東方ネットが入手した情報によると、アイシン精機株式会社(以下アイシン精機)はグループ会社アイシン・エイ・ダブリュ株式会社、株式会社アドヴィックスおよび中国地区の子会社とともに21日~29日まで開催される2014(第13回)北京国際モーターショー(Auto China 2014)に出展した(ブース番号:W1-W04)。

 今回のモーターショーで、アイシングループは「快適便利、エコ、安全・安心」をテーマに関連分野における先端技術、製品、トータルソリューションを紹介した。

 アイシンは世界トップクラスの自動車総合部品製造メーカーとして、その製品群は多岐にわたり、例えばブレーキやシャーシー関連、トランスミッションなどのドライブトレイン関連、エンジン関連、サンルーフやドアロックなどのボディ関連や情報システム関連まで、自動車を構成するほぼすべての分野を網羅している。鉄、アルミニウム、樹脂などの素材品から自動車の「走る」「曲がる」「止まる」を構成するすべてのサイクルまで、アイシングループの製品がないところはない。これがアイシングループの「総合力」の強みである。広範な領域の各種製品開発と製造に従事するだけではなく、更に「総合力」でソフト・ハードウェアを互いに結びつけたシステム開発を行い、顧客の期待を超える満足度のソリューションを提供するために力を尽くしている。

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北京国際モーターショーに出展したアイシングループ 

 「快適便利」「エコ」「安全・安心」の3大柱はアイシンのソリューションプランのコアになる。 例えば、今回のモーターショーで、「快適、便利」として、アイシンの先進的なサンルーフ製品を出展した。会場ではこれまでにない柔軟性と開放感を体感できる。同時にアイシンはカーナビゲーションシステム等の製品も展示した。「エコ」として、FF4速オートマチックトランスミッション、商用車用ハイブリッドオートマチックトランスミッション、マルチロック可変バルブタイミングなど燃費向上システム関連製品を展示した。

 関連部門の紹介によると、もしクルマ全てでアイシングループ製品を使用すれば、車体の重さが100kg以上減少し、ガソリンの消費量が10%以上減少する見込みがある。「安全・安心」として、SUV向けブレーキシステムや、24V対応の小型トラック用ESCモジュレーターなど中国で注目が高まっている安全に貢献する製品を展示した。

  アイシングループの中国における業務開拓も発展を続けている。紹介によれば、現在アイシングループが中国にて設立した子会社はすでに33社に上る。昨年4月、華東地区を戦略地区として、上海にアイシン精機(中国)投資有限公司上海分公司を設立、上海および周辺地域の自動車メーカーに対するマーケティング活動を強化している。

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自動車部品

 現在、アイシンは中国で約20社以上の自動車メーカーと安定した協力関係を構築している。この中には合弁企業メーカー以外にも、例えば江淮汽車、広汽、長城汽車などの中国現地自動車メーカーが含まれている。アイシンは現地メーカーとの更なる協力関係構築と、中国自主ブランド製品へ供給拡大を望んでいる。

  このほか、現在広東省を重点戦略地区とし、クラッチカバー、クラッチディスク、ウォーターポンプ、ATF等信頼性の高いアフターマーケット製品を提供し、積極的に中国でのアフターマーケット市場を開拓している。

 アイシン精機(中国)投資有限公司総経理矢木伸介氏は「今回のモーターショーを通じて、高付加価値のシステム製品と技術を展示し、現地企業、部品及び自動車メーカーとの業務協力と交流を望んでいます。みなさんがアイシンの展示ブースを見学に来てくださることをお待ちいたしております。」と述べた。

 今後、堅実な基盤を基に、アイシングループは引き続き広く発展し中国の各事業で根を下ろし、自動車部品業界で蓄積してきた「総合力」を発揮して、更に優れた製品とサービスで広大な中国の消費者に応え、顧客と現地社会にとって「かけがえのないグローバルパートナー」になるために努力をしていくという。   

 (編集:章坤良)

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