桜祭りで観光客呼び戻し作戦=上海
2014年 2月 24日11:11 / 提供:
週末、上海市最大級のショッピングモール、環球港において行われた「日本桜祭り」のステージで在上海日本国総領事館の小原雅博総領事が、2013年にわたり延べ131万人の中国観光客が日本訪問したことに対し、2014年により多くの観光客の日本訪問を期待すると呼びかけた。
関係筋によると、中国全土で昨年12月に発給した訪日ビザ数は前年同期比で3倍あまりとなり、過去最高を記録した。さらに、今年1月に日本が中国の観光客に発給したビザは7万9000件、個人旅行客向けでは3万件で、13年以降最多だった。前年同月比では今年の春節に訪日した中国人客数は10倍だったという。
日中関係が相変わらず緊張状態にあるのに、中国人の日本観光熱が復活傾向をみせたのはなぜか。温泉など優れた観光資源や地理的な優位性、円安の影響のほかに、日本の観光業界による観光客呼び戻し作戦の効果も見逃せない。また、長年築かれた友好的な感情により、多くの中国人観光客が「観光と政治は別問題」と認識していることも一因ではないかと関係者は分析している。
挨拶する在上海日本国総領事館の小原雅博総領事
鏡開き
イベント現場
市民参与の寿司作り
三味線の演奏
日本茶道を楽しむ二名の中国人女性(左)
観光は訪問国や地域に触れ、その良さを感じる最良の方法であり、苦境にある日中関係を改善させる希望と言えそうだ。
(編集:章坤良 写真も)
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