Home > ニュース > 上海  > 5カ年計画、PM2.5濃度を20%低減へ=上海
5カ年計画、PM2.5濃度を20%低減へ=上海
2013年 10月 22日17:40 / 提供:
上海バンド

 上海市が大気汚染改善のための5カ年計画「上海市クリーンな空気行動計画」をまとめた。エネルギー、産業、交通、建設、農業、生活の6つの分野で187項目の対策を講じ、2017年までに大気汚染を大幅に改善、微小粒子状物質「PM2・5」の平均濃度を12年に比べて20%下げるとの目標を示した。

 同市が昨年6月に設置した空気の質観測スポットでの調べによれば、これまで1年余りのPM2.5の平均濃度は1立方メートル当たり57マイクログラムで、国の基準値を超えている。昨年6月から今年6月までの1年間で、大気汚染が確認された日は102日間あり、重度の汚染が14日間。主な汚染原因はPM2.5とオゾンだった。

 5カ年計画では187項目の対策によって6つの汚染物質の排出量削減を目指す。二酸化硫黄の削減量は50%、窒素酸化物などは30%前後を目標とした。

 交通車両内における「PM2・5」基準を超えることについて、上海の名門大学、復旦大学大気化学研究センターは、長時間、汚染のある大気環境で動くと、人間への累積危害を言う必要はない。その基準を超えるチェック結果に対して、車両でのPM2・5が高いことにある場合、その原因はアウトドアの大気にあると指摘。  

(編集:章坤良)

関連記事