二、主要任務と措置　

　世界に向け、全国にサービスする戦略と上海「四つのセンター」の建設戦略任務をめぐって、先行先試、リスクコントロール、段階的推進、逐次完備する方式で、開放と体制改革を組み合わせ、機能と政策を組み合わせ、国際投資、貿易通行規則の基本制度を作る。

　（一）政府機能の変化を加速

１.行政管理体制の改革を深化させる。政府機能の転換を加速し、政府の管理方式を革新して、国際化?法治化の要求に基づいて、積極的に国際高標準投資と貿易規則にふさわしい行政管理システムを探索し、政府の管理方法を事前の申請許可から進行中?実施後の監督管理に推進する。統一した受理、総合審査と効率作業のサービスモデルを作る。情報のインターネットプラットホームを完備し、異なる部門の協同管理メカニズムを作る。業種の情報追跡、監督管理と収集の総合性評価メカニズムを作る。

　（二）投資分野の開放を拡大

　2．サービス業の開放を拡大する。金融サービス、港運サービス、ビジネスサービス、専門サービス、文化サービスや社会サービス分野の開放を拡大する。投資家の資格要求、持ち株の比率、経営範囲の制限などを取り消し（銀行業機構、情報通信サービスを除く）、各種投資家の参入許可に便宜を図る。

　3.マイナス面リストの管理モードを探索。国際通行規則を参照して、外商投資者に国民の待遇を実行し、外商投資の管理モデルを改革する。マイナス面の以外の分野に対して、内外投資一致の原則を基に、外資の投資プロジェクトを審査確認制から記録制に変更し（国務院が決められた国内の投資プロジェクトを除く）、上海市が責任を持って処理する。

　4.対外投資サービスの促進システムを構築する。海外投資の管理方式を改革し、海外の投資企業に対して、記録制の管理方式を採り、上海市が記録を責任管理し、便利化程度を深める。投資サービスの促進メカニズムを革新し、数個部門情報共有のモニタリングプラットホームを作り、対外直接投資と年次検査を実行する。

　（三）貿易発展方式の変換を促進

　5.貿易のグレートアップを促進する。貿易の業態と機能をレベルアップし、技術、ブランド、質量、サービスを革新する対外貿易の新しい優位性を作る。多国籍企業の地域本部の設立、整合貿易、物流、決算などの機能センターの建設をサポートする。国際貿易決算センターのモデル作業を深化し、専門アカウントのサービス貿易の多国間支払いと融資機能を開拓する。

　6.国際港運センターのサービスをグレートアップする。外高橋港、洋山深水港、浦東空港国際中枢港の連動作用を果たし、国際競争力のある港運発展制度と運営モデルを探索する。港運金融、国際船舶輸送、国際船舶管理、国債港運マネージメントなどの産業を発展させる。港運運賃指数の関連取引の業務の発展を加速する。

　（四）金融分野の開放革新を深化

　7.金融制度の革新を加速する。リスク制御可能の前提で、試験区の対人民元資本プロジェクトは両替、金融市場為替レート、人民元の多国間使用などの面を先行する。試験区内で、金融メカニズム資産の市場化定価を実現する。

　8.金融サービス機能を強める。金融サービスが条件に合う民営資本と外資系金融メカニズムに全面的に開放し、試験区内の外資銀行と国内外の合資銀行の開設をサポートする。試験区内の国際の取引プラットホームの建設を許可する。外資系企業の先物市場の参入を開放し、金融市場商品の革新を奨励する。持株権の依頼取引機構の総合性金融サービスプラットホームの開設をサポートする。人民元の海外の再保険業務をサポートし、再保険市場の発展を促進する。

　（五）法制分野の制度保障を完備

　9.法制保障を完備する。試験区の発展にふさわしい投資と貿易規則のシステムを作る。全国人民代表大会常務委員会による授権で、『中華人民共和国と国外資企業法』『中華人民共和国中外合資経営企業法』と『中華人民共和国中外合作経営企業法』の関係行政審査を調整し、２０１３年１０月１日から３年以内に試行する。

（編集：兪静斐）