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日本語に関する研究フォーラムが上海東華大で開催
2013年 9月 27日15:48 / 提供:
研究フォーラム会場で

 「上海市日本語通訳・翻訳における「教え」と「学び」」と題された研究フォーラムがこのほど、東華大学延安校で開催された。

 東華大学をはじめ、杏林大学(日本)、北京大学、上海外国語大学、復旦大学、同済大学、上海財経大学、育成翻譯培訓中心等国内外の10校近い大学と専門機関から10名余りの教授、専門家及び各大学の大学院生が招かれ、日本語通訳・翻訳学方面の問題と日本語MTI(通訳翻訳修士コース)の設立と発展について様々な角度から有意義な討論が行われた。

 今回のフォーラムは、大きく基調講演、論文発表、取材報告の3つの部分から構成され、第一部の基調講演では、杏林大学の塚本慶一教授ならびに北京大学の馬小兵教授により、それぞれの大学・大学院における通訳・翻訳教育の経験が紹介され、日本語MTI(通訳翻訳修士コース)の設立と発展についても盛んな意見交換が行われた。

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「上海市日本語通訳・翻訳における「教え」と「学び」」と題された研究フォーラム

 今回初めての試みとなった大学院生を主体とした日本語通訳教育分野での学術フォーラムは、これまでの枠組みが一新され、学生の「話を聞く」立場から「話をする」立場への転換が行われ、院生の積極性・主体性が最大限に引き出される場となった。第二部の論文発表では、論文投稿をした院生の中から、フォーラム委員会によって選ばれた上海外国語大学、上海対外経済貿易大学、東華大学の大学院生により、各自の研究発表が行われ、それぞれについて専門家から多くの貴重な意見が出された。第三部の取材報告では、フォーラム委員会から事前に取材の依頼を受けた各大学の学生が通訳の専門家に取材をお願いし、その取材内容の報告が行われた。

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記念写真に納まる専門家

 フォーラムの最後では、表彰式が行われ、熱い賞賛の拍手の中、幕が閉じた。今回のフォーラムは、上海各大学の大学院生に幅広い学術交流の場を提供し、学術研究の意識及び能力を高める結果となっただけではなく、大学院生教育における大学間の交流を促進する場ともなった。

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記念写真に納まる専門家、塚本慶一教授(左)と王建明院長

 

(編集:章坤良)

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