今年上海蟹の価格が高騰?高温が響き
2013年 9月 16日11:26 / 提供:
最高気温記録を破った猛暑の影響で、今年の上海蟹の水揚げ価格は過去10年で最高の水準になりそうだ。
中国水産科学研究院の専門家によると、本来であれば高温は蟹の脱皮を促して豊作になるところだが、今年は水温が異常に高く、反対に脱皮を抑制してしまった。そのため蟹の免疫力が低下し、病死率が高くなったという。新華経済や中国天気網が伝えた。
江蘇省の陽澄湖、太湖などの上海蟹の産地では、例年より販売が10日前後遅れている。今年は7月20日から8月20日にかけて高温の日が続き、蟹にとって適した温度(16〜22℃)を大きく上回る26〜32℃まで水温が上がっていた。
特に中国江蘇省陽澄湖(ようちょうこ)産が最高とされる蟹
上海蟹はイワガニ科の小型のカニ。食用で中国長江流域・朝鮮半島などで産し、特に中国江蘇省陽澄湖(ようちょうこ)産が最高とされる。旬は10月から11月。
(編集:章坤良)
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