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上海市が、淞滬抗戦遺跡テーマパークを建設する計画
2013年 8月 13日17:07 / 提供:東方ネット

 76年前の抗戦について語ると、92歳の安徽省生まれの老兵・曾憲高さんは涙まみれだ。13日、抗日戦争の現場に戻ったのは2回目だ。上海淞滬抗戦記念館の鐘の前で、「歴史をしっかりと覚えて、過去を忘れない必要はある。そうしないと、平和が貴重なものだと思えないし、未来を切り開けない」と述べた。

 13日午前に開かれた「8・13」淞滬抗戦76周年を記念する式で、宝山区黄埔同学会、部隊の兵士、団地の住民ら300人以上が出席した。曾憲高さんを含む3人の抗戦老兵は、その後行われた淞滬抗戦報告会で、往年の抗戦の事情を述べた。

 宝山区文広局の陳賢明副局長は、「上海淞滬抗戦記念館がある臨江公園は、淞滬抗戦遺跡テーマパークに変身する見込みで、現在、関係案が審査されている」とアピールした。同館の展示面積が小さいなどの現実から、周辺の娯楽施設にスペースを借りるというやり方で、現在の500平方メートルから2000平方メートル前後に拡大する計画だ。また、公園の中の2キロの環状形歩道は抗戦歩道に改築される。2回の淞滬抗戦の重要事件を節句にし、彫刻、絵など芸術の形で、歩道に分布し、市民に抗戦知識を普及する。公園の入り口も、抗戦テーマ彫刻も置く予定だ。また、園内の化成広場もテーマ広場に改築される。園内の最高点である清代に形成した土山も改造され、2回の淞滬抗戦の記念碑を建設する計画だ。

(編集:曹 俊)

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