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観光客数が激減、上海の日本語ガイドが業界転換
2013年 8月 7日17:09 / 提供:東方ネット

  2012年から、中国に観光に来る日本の観光客数は激減した。中国旅行社の一部の日本語ガイドは、ガイドする観光団がなくなり苦しい立場になり、大量のガイドが辞職または業界を転換した。

  上海青旅、上海国旅など上海の一部の主力旅行社が6日、「今年になって日本から中国に来た観光客数は2011年同期の六分の一だけで、一部の中小の旅行社は今年、接待した日本人観光客数はさらに一桁だ」と語った。

  ここ2年、日本国内経済の不景気、人民元の値上げ、釣魚島事件など数多くの要素によって、日本から中国に入国した観光客数は2012年から激減し、今年も下がり続けている。国家観光局の統計によると、今年1〜5月に、中国で1泊以上した観光客数は2293万人で、同期比4.06%減った。そのうち、日本からの観光客数は117.76万人で、同期比24.54%減った。

  「入国観光について、日本の客は旅行社の最大の事業の一つであり、旅行社入国部門で最大の収入の源の一つでもある」と、上海のある観光業関係者は語った。多くの旅行社は日本部または日韓部を独立して設けているが、日本からの観光客が引き続き激減するため、一部の旅行社に事業部門を調整しなくてはならない。

  旅行団がなくなったため、上海の日本語ガイドの全体収入は減少し、大部分の人が辞職または業界転換をしなくてはならない。上海の旅行社のガイドの収入は「基本給+歩合」という体制が採用されている。基本給は一般的には1000元以上だけで、2011年の時、歩合を加えて月収が8000元以上になり、高収入のガイドの年収が20、30万元に達したが、現在、ほとんどの日本語ガイドの月収は2、3000元前後だけだ。

  上海国旅の場合、2011年の日本語ガイドの人数は60、70人いたが、現在、40人前後になった。その20人以上が引率者証明書を獲得した後、ポジションを転換し、マレーシア、フィリッピンなど東南アジア出国団体の引率者になり、あと10人以上の日本語ガイドはアルバイトの形を採用し、日本団体があれば、団体のガイドをし、なければ、引率者をしている。

  業界関係者によると、将来、日本の観光客数は引き続き下がる見込みだ。JTB、阪急、近畿など日本の大手旅行社はほとんど中国観光のPRをせず、さらに中国観光商品をオフラインした。

(編集:曹 俊)

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