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「漢服」姿で、特別な端午の節句を過ごす=上海
2013年 6月 13日11:24 / 提供:
「漢服」姿で、端午の節句を過ごす女性ら

 上海浦東新区文化芸術指導センターで12日、「漢服」姿で、古楽を弾きながら自分の方式で屈原氏を記念し、特別な端午の節句を過ごした場面がよく見かけられた。

 漢服とは、漢族の伝統的な服装である漢服を、公共の場で着用して広めようとする、近年の中国における文化運動である。

 17世紀初頭、漢族は頭髪・衣服を満州族式(辮髪や旗装など)に改めることを強制(剃髮易服)され、古代から続いてきた漢服文化の流れは300年近く断絶し、壊滅的な打撃を被った。

 21世紀に入り、服装の自由化がより進むと、漢服の着用が一部の間で盛んになり、行事などの際に漢服を着る者が各地に出現するようになった。漢服の愛好者は日に日に増加しており、数万人単位の会員を抱える同好会も現れた。

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「漢服」姿で、古楽を弾きながら端午の節句を過ごす女性

 中には漢服を高級オーダーメイドで製作し、学校の卒業式で着用する者も出るなど、中国の伝統文化の復興現象となっている。  

(編集:章坤良 写真:東方ネット)

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