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長崎に近づく=初のファン交流会を上海で開催
2013年 6月 2日15:58 / 提供:
第一回「美食!美景!美妙体験!長崎文化交流会」

  第一回「美食!美景!美妙体験!長崎文化交流会」が1日午後、上海黄浦区狐珈珈琲店で開催された。主催者の日本長崎県が長崎県オフィシャル微博創立一周年の記念活動のひとつとして、本交流会は長崎県と長崎県オフィシャル微博の上海ファンとの初の対面型交流会となった。

 長崎県政府上海事務所所長宮崎大誠氏が出席し、来場者に向けて長崎を紹介した。上海ファンも自身の長崎旅行の様子を話し、来場者と長崎の体験を共有した。また、長崎県は抽選会を用意し、ラッキーなファンを長崎の特産品でもてなした。

 宮崎氏は「今年の長崎県のテーマは『近』です。距離が近い、文化が近い、人が近い。続いてのステップとして、交流が近い、行き来が近いを実現したいと思っています。本日のイベントを通して、皆様によりよく長崎を知ってもらい、長崎を探してもらい、長崎を体験して欲しいと思います。」と語った。

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来場者に長崎を紹介する長崎県政府上海事務所所長宮崎大誠氏

  日本長崎県政府上海事務所所長宮崎大誠氏はまず、長崎県の今年のキーワード「近」を紹介。上海と長崎は距離にして約800キロ、飛行機だと1時間ほどで到着。北京に行くのよりも近いのだ。長崎は古くより開放的な都市として、日本、中国、欧州の文化を融合し、各国要素を取り入れた国際都市となっている。長崎新地中華街は日本最古の中華街である。長崎は毎年春節にランタンフェスティバル、端午にペーロン大会を開催し、濃厚な中国文化は古来より長崎に根付いている。人の方面でも、近い。孫文を支えた男、梅屋庄吉がまさに長崎県人なのだ。昨年10月から今年3月まで、長崎県は上海孫中山故居記念館にて会期6ヶ月の特別企画展「孫文・梅屋庄吉と長崎」を開催した。期間中、両国の政府トップを含む、5万7000もの観客が足を運び、孫文とその革命を無償で支えた長崎県人梅屋庄吉の感動ストーリーを見物した。当然、長崎と中国にはほかにも「近」が存在。

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長崎のさらなる詳細について紹介する長崎県政府上海事務所の張例さん

 宮崎氏は来場したファンに、今回のイベントを通してそれを感じ、さらには実際に、長崎に探しに、発見しに行ってほしいと語った。

 長崎県政府上海事務所の張例さんは長崎のさらなる詳細について紹介。長崎には純和風な島原や雲仙温泉があり、中国色豊かな中華街、崇福寺、ランタンフェスティバルがあり、さらには欧州情緒漂うグラバー園、天主堂、ハウステンボスもある。各国の風情が長崎に集い、長崎独特な魅力を形成している。長崎の美食も、張さんの話題のひとつだった。長崎は中国と距離が近く、なかでも上海に最も近い。長崎で水揚げされた新鮮な魚は、飛行機に乗せられ、二日目には上海で食べることができる。日系のデパートやレストランで、「長崎鮮魚」のマークが見られるが、これらは長崎産の正真正銘日本鮮魚なのだ。

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交流会の最高潮となる抽選会

 張さんはまた特別に、上海の日系デパートでも購入可能な長崎特産品を紹介した。鮮魚以外にも、柚子酒などの長崎産のお酒があり、壱岐の蔵柚子リキュールは長崎産のアルコール度数の低い甘いお酒として、女性に人気があるという。今回のイベントのポイントは参加型企画を通して長崎の「近」を体験してもらうことだった。長崎の映像や写真を見て、来場者は今にでも長崎へ向かいたくなっていた。もちろん、長崎への旅はまだだが、長崎の美味はすでに目の前に提供されている。会場では長崎で有名なカステラなどが用意されており、来場者を喜ばせていた。

 ファンの実体験も今回の交流会のポイントとなっており、長崎旅行を終えたファンが自身の旅の様子を話した。ハウステンボスの攻略、ワンピースに出会いサウザンドサニー号に乗ったこと、長崎のロケ地を巡り、銀幕のなかの世界を体験したこと。彼らの生き生きとした描写や実際の体験談は、来場したファンをわくわくさせただけでなく、長崎県政府の関係者にも新鮮感を与えた。

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柚子酒を味わう参加者

 抽選会は今回の交流会の最高潮となり、各種長崎みやげがラッキーな参加者の手に渡った。交流会終了後、長崎県は夜の中国人向け長崎県人会へもファンを招待し、一層交流を深めた。

  中国に最も近い日本として、また中国文化のもっとも色濃い日本として、長崎県の今回の上海ファンとの対面型交流会は、今年の長崎のキーワード「近」を表現した最たる活動となった。

(編集:章坤良)

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