2013年 5月 25日10:30 ／ 提供：人民網日本語版

　上海市教育委員会は24日、市内の幼稚園の一部で上海語の授業試行を実施することを明らかにした。試行幼稚園については、特に数量的な制限を設けず、各幼稚園が、それぞれの状況に応じて、自発的に試行に参加する。幼稚園での上海語教育実施によって、上海語の保護と、次世代への伝承が後押しされ、地元文化に対する子供達の理解が深まることが期待される。人民日報が報じた。 　

　上海は、既存の上海語による読み物や補助教材に対して全面的な見直しを実施し、幼稚園での上海語指導教材として相応しいものを適宜推薦するが、こと細かな規定は設けないという。試行幼稚園では、上海語教育に対応可能な体制を敷く必要があり、市?区の教育行政?言語文字部門が、専門家チームを組織して、各幼稚園を積極的に支援する。また、上海市は、上海語教育を幼稚園教員の現職研修科目のひとつに組み入れ、専門の研修カリキュラムを構築する計画。