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H7N9ウィルスは華東からの可能性が高い=復旦大学の学者
2013年 5月 24日11:03 / 提供:東方ネット

 復旦大学公共衛生学院の学者である熊成龍氏、張志傑氏が22日アピールしたことによると、H7N9鳥インフルエンザのウイルスの二つの最も重要な蛋白HAとNAは、この前国内外の学術界の専門家が思っていた「それぞれ中国と韓国の禽類」からではなく、中国の華東地区の家禽か野鳥からであることを初めて発見した。

 H7N9型鳥インフルエンザのウィルスの源について、国内外の学術界の専門家は普遍的に、中国と韓国の禽類からだと思っていた。採集した1本のH7亜型HA(H7N3ウィルス)は中国杭州のアヒルからで、採集した7本のN9型NA(H7N9ウィルス)は韓国の禽類からだ。

 熊氏、張氏の研究チームは国内外の学術界専門家がHAの源の報道を認めたが、NAの源に異議がある。

 このため、同研究団体は世界で共有するインフルエンザデータベースで、長さが1000ヌクレオチドを上回ったN9遺伝子配列は321個NA配列がある。それによって、相応する蛋白質アミノ酸配列を推算した。最終的に、H7N9鳥インフルエンザのウイルスで最も重要な蛋白HA(N9遺伝子)は、中国江蘇洪沢湖トモエガモ(つまり、H11N9)からで、すなわちNA蛋白が韓国からではない。

 また、同研究団体は杭州がH7N3ウイルスの分離地であり、今回インフルエンザ流行のメーン感染地域の一つでもある。

 洪沢湖は中国4番目の淡水湖で、水鳥のメーンの生息地であり、H11N9ウイルスの分離地でもある。つまり、今回のインフルエンザの最初の発生地、H7亜型HA貢献株分離地、およびH11N9ウイルス分離地から見れば、中国の華東地区となる。地理の位置から、ウイルス株が組み合わせが起きる可能性も韓国株よりはるかに高い。

(編集:曹 俊)

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