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崇明県、生態系保全に54・4億元投資=趙奇県長
2013年 1月 10日10:40 / 提供:
崇明島の東灘地区

 上海のハワイといわれる崇明県ではここ数年にわたり、生態系保全に全力を入れてきた。9日に開かれた記者会見で崇明県の趙奇県長は、生態系保全と自然に負荷を与えない発展を目的に、ここ3年以降、汚水処理や環境観測など93項目を実施してきており、投資金額は累計54・4億元に達したと明らかにした。

 崇明島とは、上海の北東部に位置し、経済発展の著しい上海市にあって市の面積の1/6を占め、台湾島、海南島に次いで3番目に大きな島、面積は1.164km2、東西76Km、南北18Km、世界最大の砂州島だという。崇明島の東灘地区をはじめ大型自然保護区を更に3カ所つくる計画である。

 この東灘地区は、春秋の時期には200〜300万羽のツル、ガン、カモなどの渡り鳥が羽根を休めるアジア太平洋地区の飛翔ルートの中間に当たる貴重な湿地である。この地区に8,000haの自然保護区を作る計画である。

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崇明県の趙奇県長

 (編集:章坤良 写真:東方ネット)

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