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上海語の衰退懸念し対策  小学生向け上海語教材使用へ
2012年 6月 30日7:36 / 提供:上海ジャピオン

 上海市内の小学校で今年9月の新学期から、市で初となる上海語の教科書を用いた授業を行う見込みであることが、最近明らかになった。市社会科学院が発表した「2012年上海市小中学生成長状況調査」によると、市で出生した小中学生のうち、約6割が基本的な上海語を話す能力があるものの、日常生活で上海語を使用する習慣があるのはその約半数に留まっている。これを受け、上海大学中国語学部教授は、上海語が消滅の危機にあるとして、語学は7歳以前に習得するのが最善という持論を基に、小学生向けの上海語学習用教科書の編纂に取り組んでいた。出版は8月を予定。

 一方、市教育委員会と農工民主党市委員会では、上海語文化の伝承を目的とし、「上海方言博物館」の建設を検討している。