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「今後、中国の監督(俳優)と出会えるならいいかな」=常盤貴子ー「日本映画週間」
2012年 6月 17日9:41 / 提供:
夜の世界で生きる女性を演じる常盤貴子

 「いままでいろいろな役をやらせていただいてきたんですけれども、やっぱり私に対するイメージはある程度固まってしまったところがあります。今回監督とご一緒できたことで、わたしも知らなかった自分を見つかりました。これから、まだ出会っていない監督と出会えば、さらに知らない人生を広げてくれると思います。これからも、中国の監督、俳優さんと出会えるならいいかなと思っています」−。

 中日国交正常化40周年に当たる節目の今年2012年は、「中日国民交流友好年」として様々な記念事業が両国で行われているが、その一環として17日から『2012上海・日本映画週間』が開催される。

 これに先立ち、日本映画『CUT』で夜の世界で生きる女性を演じる常盤貴子さんが16日、上海市内の映画館で中国のファンに今後の抱負を語った。

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ポーズをとる常盤貴子さん=『2012上海・日本映画週間』

 『CUT』のあらすじは、シネフィルが借金返済のために殴られ屋になった。ささやかに映画上映会を開催し、拡声器で映画の素晴らしさについて街の人に訴えたりしている秀二(西島秀俊)は、死んでしまった彼の兄が自分の映画のためにヤクザから借金をしていたことを知り、返済期日が迫っているため、秀二は殴られ屋になってお金を稼ぐのだった。

 常盤さんは『CUT』について、「監督は、今まであなたが築いていたそのイメージを今回どれだけ崩せるかに挑戦しようと言ってくれて、私も監督の思いに乗って、今まで見たことのない自分を挑戦しました」とチャレンジ精神を示した。  

 上海に何回も訪れたことがある常盤さんは、「上海には、私小学校、中学校、高校を終わってまで一緒にいた友達がいますから。その友達がいるので、よくくることになりまして、だからもう何回ぐらいくるのはもう分らないです。わたし“じゃじゃたんぽう”が好きです」と笑った。  

 『2012上海・日本映画週間』開催期間中、市内各映画館では近年日本において公開された代表作、話題作など日本映画全12作品が上映、また17日には上海影城でオープニングセレモニーが実施され、上映作品に出演する須賀健太さんなどのキャスト、さらには映画監督の青山真治さん、佐野智樹さん、土井裕泰さんが登場する予定。

(章坤良 写真:新浪)

『CUT』製作:2011年

時間:132分

監督:アミール・ナデリ

脚本:アミール・ナデリ、アボウ・ファルマン、青山真治、田澤裕一

出演:西島秀俊、常盤貴子、菅田俊 

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