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朝鮮が上海を避けてロケット軌道を調整(写真)
2012年 4月 10日15:27 / 提供:チャイナネット

仏紙「フィガロ」の報道によると、朝鮮が打ち上げ予定の太陽同期軌道衛星である「光明星3号」の発射角度は192.3度、即ち南西の南寄り方向である。また、ロケットのブースターの予定墜落地点から分析すれば、今回のロケットの発射角度はおよそ181度、ほぼ正南方向とカナダの専門家は分析している。

また、同専門家によると、朝鮮がこのように発射軌道を調整したのは、中国の上海を避けようとするためだという。もし精確な軌道で発射できれば、ロケットの残骸は人口が密集している中国の上海市に落下する可能性がある。朝鮮の周辺は日本、韓国、中国、ロシアなどの国に囲まれており、宇宙開発には多くの地理的制限がある。安全を確保するため、ロケットの発射は人口密集地を避けるのが慣例である。

朝鮮政府は3月16日、国際海事局にロケットのブースターの落下地点を報告した。朝鮮側が提供した座標によると、落下地点はフィリピン東部海域となっている。