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アマゾンでiPad販売停止 商標権侵害問題の影響拡大
2012年 2月 29日9:50 / 提供:上海ジャピオン

 アマゾン・コム中国などのネットショップが、最近、米アップル社製タブレット型コンピュータ「iPad」の販売を見合わせている。同名の商標権を所有すると主張する、IT企業・唯冠科技有限公司との商標権問題の影響と見られる。唯冠科技有限公司は2000年に商標権登録を申請、21年までの使用許可を取得。

 一方、アップル社は同公司の中国台湾のグループ企業から商標権を譲り受けたが、同社の中国大陸での商標権の保有は無効とする判決を 11年末に言い渡されている。同係争を受け、上海市を含む全国約20の工商部門では、侵害の有無に関し調査を開始したが、市工商部門は、2月14日(火)、現時点でiPad撤去命令を下していないと発表している。