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セシウム粉ミルク問題波及 淘宝網では明治粉ミルク撤去
2011年 12月 20日23:56 / 提供:

 上海市出入国検査検疫局はこのほど、日本の食品大手「明治乳業」製造の粉ミルク「明治ステップ」(850グラム)の一部から1キロあたり最大30・8ベクレルの放射性セシウムが検出された問題に対し、市では2010年以来、乳児向け粉ミルクを含む日本産乳製品の輸入記録はないと発表した。

 これを受け大手スーパー「カルフール」は、今年3月の東日本大震災発生後、日本産の粉ミルクの販売をしていないと表明。「聯華スーパー」でも、同製品の販売は確認されていないとしている。また、市の同社販売代理店によると、市で販売する粉ミルクはオーストラリアとニュージーランドの牛乳のブレンドを使用しており、放射能汚染の危険はないとする。一方、中国の大手ショッピングサイト「淘宝ネット」では、同社の全ての粉ミルク商品の撤去処置を実施。既に汚染の疑いのある製品を購入した消費者に対しては、カスタマー番号に照らして商品の返品・交換を行うとしている。