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上海野生動物園でクマ虐待 サーカス団員を停職処分に
2011年 9月 23日7:39 / 提供:上海ジャピオン

 ネット上に、最近、上海野生動物園内の動物訓練場で、男が国家二級保護動物に当たる「ツキノワグマ」を虐待する動画がアップロードされ、市民などから非難の声が寄せられている。

 動画では、男がクマの前足を掴んで直立させようとクマを怒鳴りつけ、その後右足で蹴飛ばし、檻に入るよう再度大声で命令していた。動物園によれば、この男は同園職員ではなく、安徽省の動物サーカス団の一員で、クマもこのサーカス団と共に来海したという。

 これを受け、男は停職処分となり、動物園とサーカス団との契約も打ち切られる見込み。また動物園側は、野生動物保護ステーションに動物の飼育・訓練環境の実態調査と健康診断を依頼し、調査を進めている。なお、このクマはすでに飼育保護下に置かれ、ショーには参加しないという。