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上海に放射能雨?専門家:健康への影響はなし
2011年 4月 7日11:20 / 提供:
上海万博周辺のバンドで

 6日から、上海に雨が降ってきたが、天気予報によれば、雨が4日間続きそうだ、一部のインターネット利用者の中で、その雨が日本福島の原子力発電所から漏れ出た放射性物質が混ざって降ることへの憂慮が強まっている。

 これに対し、上海気象局の専門家は、福島原発付近の放射性物質が南西風に乗って上海に直接飛来する可能性はほとんどないという分析結果を明らかにし、ごく微量の放射性物質が乗って、今回の雨と共に落ちる可能性はあるとしても、その濃度は人の体には影響を与えないくらい微々たる水準だ」と話した。

 一方、中国衛生部(日本の厚生省相当)は同日、一部の都市でとれたほうれん草から微量の放射性ヨウ素を検出したと発表した。ごく微量で、健康への影響はないとした。

 昨今、採取した露地栽培のほうれん草から、それぞれ1キログラム当り1ベクレルの微量な放射性のヨウ素131を検出した。日本の原発事故により中国でも大気中に微量の放射性物質が飛来しているが、現状では健康への影響は考えらないと説明した。  

 ただし、中国では放射性物質の監視を強化しており、疾病抑制センターも、観測要員の訓練を実施したという。

(編集:章坤良 写真:東方ネット)  

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