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日本5県以外の食品に放射線検査を強化
2011年 3月 26日10:25 / 提供:
上海で先週売り出された日本産「寿桃」

 中国質検総局では緊急公告を出し、25日より、福島県・群馬県・茨城県・千葉県・栃木県の乳製品・野菜・果物・水産物の中国への輸入を禁止した。また、これ以外の県の食品に関しても、放射線検査を強化するとしている。 

 上海のある日本食品の経営を中心とするスーパーでは、日本の米が先週、通常通り販売されていた。これらの米は日本の地震前に入荷されたものだ。

 日本産「寿桃」(お年寄りの誕生祝いに使われる桃)が上海で先週、売り出された。この白桃は味が非常によく、産地も震災被災地ではなく、従来通り入荷されて、お年寄りの誕生日プレゼントとして上海の人々に喜ばれているとのことだ。

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  食の安全に対する国民の不安を軽減するべく、米国、シンガポール、ドイツ、カナダ、オーストラリアなどの国は、放射性物質による汚染が懸念される日本各県からの牛乳などの食品の輸入を規制することを発表した。

 上海では、今後、福島など5県で生産された乳製品や野菜とその加工品、果物、水産品の輸入を禁止すると同時に、その他の食品や5県以外の地域で生産された食品についても、放射線量の検査を強化する。

(編集:章坤良 写真:中新社)

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