中国の国営通信社、新華社が３０日までに、世界の注目を集めた上海万博開催を２０１０年国内十大ニュースに選定した。

　上海万博は正式に開園した２０１０年５月〜１０月、第４１回国際博覧会が上海で開催された。今回の万博は２４６の国と国際機関が参加した盛大な博覧会となり、５月１日の開幕以来、国内外からの来場者総数延べ７０００万人以上、会場内で行われたステージイベント２万回余りなど、多くの面で万博史上新記録を更新した。

　万博の観光効果による直接経済効果は８００億元以上に達する見込み。万博の中国への影響は経済刺激効果にとどまらず、世界規模の盛大な祭典である万博は中国という発展途上にある国の外交、科学技術、文化など多くの面で長期的かつ深遠な影響をもたらすに違いない。

　新華社は、そのほか、『海峡両岸経済協力枠組協議』の正式発効や、新教育改革が試験的にスタートおよび第１７期五中全会が『中共中央の国民経済及び社会発展の第１２次五カ年計画策定に関する提案』を発表したことなどを決めた。

閉幕を迎える上海万博会場 

（編集：章坤良　写真も）