上海、深セン両証券取引所で30日から12月3日、27日株価換算で計1300億元(約1兆6千億円)規模の譲渡制限株が解禁される。中国国営の鉄道建設大手「中国中鉄」、中国の油田サービス大手「中海油田」2社が計1千億元(約1兆3千億円)を超える規模の制限株を解禁するのを受け、譲渡制限付きA株の解禁は年末のピークを迎える。

　今回解禁される譲渡制限株のうち、非流通株改革によって譲渡が可能となった従来の非流通株(2006年以前に上場した株)の時価総額は65億8千万元(約830億円)、3カ月前に新規公開(ＩＰＯ)された機関投資家向け募集株式は25億2千万元(約320億円)、既存株主が保有する上場から1年以上経った制限株は1172億8千万円(約1兆5千億円)。

（編集：章坤良）