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将来5年間の上海の高齢者人口は400万人を突破
2010年 10月 31日13:34 / 提供:

 国民経済と社会発展の第12次5ヵ年計画の策定(2011−2015)の予測によると、上海の高齢者人口は1年に21万人増え、総数は400万人を上回り、高齢者人口の比率は30%に近づくという。30日に上海市人民代表大会常務委員会で明らかになった高齢者事業の発展「十二・五」計画に関する状況報告である。出席者は、上海市人民代表大会常務委員会主任の劉雲耕氏、副主任の陳豪氏、胡イ氏、王培生氏、楊定華氏である。  

 上海市は高齢者事業と経済社会の協調的発展の道を続け、高齢者事業を国民経済と社会発展の計画に納め、上海経済社会発展や都市部と農村部の高齢人口の成長に適応した高齢者事業発展の戦略を制定し、政府の主導と各方面からの参画を結合し、政府の高齢者事業の発展における主導的作用を強化し、社会の力の高齢者事業における重要な作用を発揮し、統一的計画と各方面への配慮を続け、社会養老資源を合理的に配置し、都市部と農村部の高齢者が社会発展の成果を共に楽しむことを保障し、「以人為本」(人本位)政策を続け、高齢者の多様化する需要を満足させるなどのことを発表した。

 上海市人民代表大会委員たちの意見によると、高齢化の加速が齎した困難と挑戦を好機とパワーに転化し、政府の主導を基に、市場運営システムを模索し、社会の力を導入して養老サービス事業に参加するという。養老サービスは、違う社会レベルを満足させ、違うタイプの高齢者の需要に答えるべきである。高齢者の食料の援助・供給や病院のベッド数を保障するというような「雪中に炭を送る(人が最も困っている時に援助の手を差し伸べること)」ことが求められる。また、同委員会によると、高齢者のテレビ番組、高齢者の大学などを開設し、高齢者へのボランティアチームの作用を発揮することも重視すべきだという。

(編集:胥ブンテイ)