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日本在住の画家・王徳水の個展が上海松江で開催
2010年 8月 28日17:36 / 提供:
来場者に作品を紹介する王徳水氏

 上海万博開催中の28日午前、上海松江区宣伝部が主催、上海松江区美術館などが協賛する日本在住の画家・王徳水の作品展が上海松江区美術館で開催された。

 開幕式で、王徳水氏は、「松江区は恩師・程十発の故郷で、上海人のルーツのひとつであるため、松江を題材に、絵50点と書道50点の創作に没頭してきた」と紹介。

 席上、上海松江区宣伝部の楊シン(金へんに争)部長や、日本新華僑華人会名誉会長、立命館大学孔子学院学院長周イ(王へんに葦)生教授らが祝辞を送った。

 王徳水、字海天、号寥廓楼主人、東瀛墨客、義士後人。1954年浙江紹興で生まれ、書法の聖人と呼ばれた王義之の第55代の孫である。現任日本中華書画芸術研究院院長・世界中国人書画芸術逸品展組織委員会事務総長・上海大学、上海師範大学教授。    

 60年代初めに家族と共に上海に移住し、幼いころから父の影響を受け、芸術を熱愛する。上海で書画の専門教育を受け、70年代後半に上海で人物画の創作を始め、何度も大賞を得た。師承程十発先生に教えを受け、80年代後半に上海中国画院で方増先先生の指導を受けた。1987年8月、日本画を学ぶために日本へ留学した。    

 90年代から王徳水の書画展は相次いで上海美術館・劉海粟美術館と中国美術館で開かれ、また、東京・京都・神戸・大阪で書画作品も展示された。   

 1990年に東京で開かれた王徳水の水墨画展は、香港明報300期の専門報道として報道され、芸術成果と芸術価値が報道、賞賛され、海外でもよく知られるようになった。  

 1997年に北京中国美術館で開催された王徳水書画展は、党と国家の指導者や文化部・中国文学芸術界連合会・中国美術家協会・中国書道家協会の指導者・関連専門家の大きな支持・激励と賞賛を得て、祝福の言葉が書かれ、各マスコミで大きく報道された。

 2007年、東京(銀座)松阪屋で「王徳水書書画展」・「中国九大巨匠絵画展」が開催された。2007年9月、王徳水は組織委員会事務総長として第9回世界華商大会の「世界華人2007年中国書画芸術逸品展」の計画・組織作業をし、審査委員の役も担当した。   

 書道について、王徳水は行草・隷書・篆書・草書と魏書ができる。特に魏書の成果が最も高い。人民美術出版社が出版発行した王徳水の魏書「白鳥渓漫歩記」は、王氏家族史上のもう一つの書道の里程標となった。     

 王徳水の絵画は主に人物画で、花卉・山水動物・草と蟲・景物などに対しても独特な創意がある。独特な水墨画に西洋絵画芸術と色彩の最新理念を入れ、自分の水墨画を新しい境地に入らせた。

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開幕式

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祝辞を送る上海松江区宣伝部の楊シン部長

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祝辞を送る日本新華僑華人会名誉会長、立命館大学孔子学院学院長周?生教授

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開幕式に出席する日本から来たゲスト

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王徳水氏の作品

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王徳水氏の作品

 (章坤良 写真も)

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