山東省曲阜の孔府料理美食節が７月１日、上海万博会場の中華美食城の「孔府宴」レストランで始まった。孔府宴の独特の風味が国内外からの来場者を引き付けている。

　中国三大官庁料理の１つとして孔府料理は歴史が長く、調理技術が巧みで、１０００年の儒家文化が染み込んでいる。曲阜は孔子のふるさとで、その地の飲食業は伝統の継承の中に新たな要素を付け加えてきた。曲阜では今年の万博に際し、孔子と儒家の歴史をたどる旅を計画するなどして、万博と連動してきた。

　曲阜孔府料理美食節の期間は１カ月で、孔府料理の料理人が現場で腕を振るい、伝統の味を披露する。

（編集：三好雅彦）