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日本東レ、拠点を上海に
2003年 9月 27日18:12 / 提供:

一年あまりの歳月を経て、世界一の大手繊維生産業者である日本東レ株式会社は去年、100%独資特殊形式で上海に投資管理会社――東レ(中国)投資有限会社を設立し、このほど正式に運営を開始した。これを印に事業拠点を日本本土から上海に移転していくようである。

 

東レ株式会社総経理・本地宏氏はインタビューの際、「本社は中国で16の会社を抱えており、累計投資額は600億元に達している。今後は新会社を通じ、中国経済の研究を進め、製造、商業貿易などの関連会社及びその業務を新たに組み立てていく方針である。」と語った。また同氏は、今まで東レでは日本本土に海外発展事業の本部を設置し、日本の各事業本部、部門を通して事業管理を行ってきたが、今後は中国をはじめ、インドネシア、タイ、マレーシアなどの発展地域における各国の投資管理会社が統一管理する地域本土制度に変えていく方針であることを明らかにした。同制度は中国において投資管理会社が独立的で融通の効く戦略を生み出すことができ、事業の開拓と収益の拡大を積極的に図っていくことが可能になると見込んでいる。

 

本地氏によれば、今後数年のうちに新会社は上海における重大プロジェクトを実施する予定だという。また同氏は自社の先進的な技術を用いて既製服の製造業にも着手していくつもりだと考えを述べた。

 

(翻訳:曹 俊)