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スペイン国家館の藤編みのコートを(写真)
2010年 2月 10日8:50 / 提供:

スペイン館のイメージ図

スペイン館のイメージ図

スペイン館のイメージ図

スペイン館のイメージ図

 新年が近づき、上海万博スペイン国家館の建設も最後の段階に入った。建築労働者が8524枚の手で織った藤の板を外壁に掛けるにつれて、スペイン国家館の造型も初歩的な形になり、衣替えをして万博年を迎えている。スペイン国家館総代表のMaria Tena女史が8日午後、スペイン館の建設現場へ行き、興味深げに、このスペインからの「大きな籠」を見学に行った。

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場

 スペイン館は敷地面積が7000平方メートルで、スペインの大きな籠と呼ばれる。外壁は籐で装飾され、鉄鋼構造に支えられる。陽光が籐の隙間を通って、パビリオンの内部を照らすという。藤の板の色によって、自然的要素を持つ古い中国文字を象徴し、中国人の来館者に深い印象を与える。

 Tena女史によると、藤は伝統的な材料として、中国とスペインで重要な役割を果たしている。藤を建築材料に採用するのは、人類の未来を展望すると同時に、根本的なものと伝統もしっかりと覚える必要がある。これらの藤の板は、すべてが山東の手工業者が織ったものだ。スペイン国家館の巨大な外壁に位置づけるために、いずれも番号が付いている。また、いずれも細かくデザインされ、鋼管と透明なガラスからなる構造と融合している。

 「世代を超えて生活する都市」をテーマにするスペイン国家館では、スペインが数十年の変化によって、現代の革新的な国になったことを展示する。すべての展示は、敷地面積2460平方メートルである。スペインの過去、現在と未来を示す三大空間からなる。この3大空間は、生まれた年代が違うスペインの素晴らしい監督がデザインしたものであり、この3人の監督は、Basilio Martin Patino氏、Bigas Luna氏とIsabel Coixet氏である。

 また、同館は万博会期中に、フラメンコカーニバルなどのイベントを開催する。夜になると、来館者は歌舞を愉しんだり、スペインのグルメを食べたりすることができる。また、館外でも、スペイン建築のシンポジウム、現代スペイン展示と『ドン・キホーテ』ショーも開かれる予定だ。184日にわたって、15のスペインの地区と省が、1週間ずつの本場ショーを打ち出す予定だ。

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場
 

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場

スペイン館の施工現場

(編集:曹 俊)